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2013/04/03風疹の予防には「ピーズガード」が有効

風疹の流行が全国で拡大しています。年初から3月末までの患者数が、過去5年で最多だった昨年1年間の患者数を既に上回ったとのこと(国立感染症研究所発表)
以下に記載の文献から「ピーズガード」は風疹の予防に明らかに有効といえます。マスクにシュッシュ、手の触れる所にもシュッシュと、携帯必需品としてお使いください。 ご要望があれば、120ppmでの出荷も可能ですので、ご相談ください。

「風疹ウィルス感染症について」


風疹ウィルス感染症:正式名称は「トガウイルス科ルビウイルス属」です。
風疹ウイルス感染は感染者の鼻汁に含まれる風疹ウイルスによる飛沫感染、又は直接接触感染によります。ウイルスは上気道から侵入し、上皮における局所感染の後、ウイルス血症を起こし、皮膚、鼻咽腔を始め全身に広がります。
妊娠中に感染するとウイルス血症を起こし、経胎盤的に胎児に感染、種々の臓器を害し、多くは死産・流産をきたします。生産児も奇形(先天性風疹症候群)を示します。国をあげて妊婦を風疹ウイルス感染から守る必要が有りますが、妊婦に予防注射をすることは出来ません。ワクチンは弱毒性風疹ウイルスを接種するもので、妊婦に感染を促すことになるからです。

消毒剤による対処方法:


ルビウイルス属は一般的なウイルスと同程度の生命力を持っており、塩素系消毒剤で手指・皮膚の消毒には100〜500ppmが推奨されている。(「消毒剤、基礎知識と臨床使用」高杉益充著 医薬ジャーナル社1998年3月初版発行)

1)特に妊娠初期(2週間から4カ月)の人は外出時にはマスクを欠かさない。

2)家族は必ず予防接種をうける。(その後の注意事項あり)

3)食器類、手の届く家具類、ドアの開閉時に触れる箇所、特に玄関ドアのノブ・引手等気になる個所全てを塩素系消毒剤で消毒を入念に行う。先に生まれた我が子、我が子達が帰宅する時には必ず手洗いを逆性石鹸で丁寧に行う習慣と、日常触れている玩具類の消毒、日常触れるドア、家具類の低い個所、椅子・ テーブルの低い個所等を塩素系消毒剤で入念に洗浄する。塩素濃度は120〜150ppmを適用すると漂白作用もなく、塩素臭もしないため推奨する濃度です。

4)妊娠4ヵ月目までは、近所の子供達、或いは妊婦の兄弟、父母、夫の知人を自宅に招かないこと、家族全員の協力を仰ぐことが必要不可欠である。妊娠5か月以後の感染では先天性風疹症候群の発生は殆どみられない。

5)妊娠初期(1〜2カ月)に風疹ウイルスに感染すると、生産児は、白内障、内耳性難聴、心奇形、若年性インスリン依存症の糖尿病を発症することがある。または胎児の20%が死亡し、奇形児が60%(妊娠1ヵ月)から30%(妊娠2ヵ月)にみられるので、縁者全員の徹底的な協力が必要となる。

6)先天性風疹症候群の患児は1年以上にわたって咽頭にウイルスを排出し続け感染源となるので、看護はワクチン接種者(抗体陽性者)が担当し妊婦は接触を避ける。

7)風疹ワクチンは弱毒性ウイルスワクチンを接種するため妊婦にとっては感染者と見做さなければならない。ワクチン接種後2ヵ月間は妊婦との接触を避ける必要がある。

(文献「新細菌学」より)